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Port Gate 開発ストーリー

株式会社シグネットは2024年9⽉、6年近くの期間を要して開発した⾷品輸出特化型貿易ソフト「Port Gate®」をリリースしました。今回はそのPort Gateの開発に⾄った経緯やPort Gateの特徴、今後の展望を同社代表取締役の岡本に伺いました。

SYGNET
株式会社 シグネット
代表取締役 岡本 晃司

大学卒業後、大手食品商社へ入社。国内で日本食材の仕入れ、米国への輸出業務に3年間従事後、米国サンフランシスコ支店へ赴任。同国にて日本食材の営業販売、日本からの食材の仕入れ業務に従事。日本帰国後、大手防衛専門商社に転職。同社にて航空自衛隊F-2支援戦闘機用戦闘機エンジン(GE社製F110エンジン)の輸入業務に従事。同社退社後、2005年に独立。食品輸出商社向けに、食品を輸出する際に必須となる輸出用各国語ラベルの印刷代行業務を提供することを事業目的としてSkunkWorks&Co.(株式会社シグネットの前身)を設立。2007年より現職。

まず、貿易ソフトの開発に⾄った経緯についてお聞かせください。

実は当社は創業して間もないころ、ほんの⼀瞬だけ海外輸出を試みたことがあったんです。その試みは数か⽉でとん挫することになったのですが、その時思ったことがあります。

数百、数千に上る商品群、顧客ごとの価格設定、各国語での原材料の表記やオファーの煩雑さ。賞味期限の管理や頻繁に変わる内容量や原材料などなど。顧客が少ないときはエクセルでもなんとか管理できるが、顧客が増えてきたら、エクセルではとても管理しきれないなと。これはやはり貿易ソフトが必要だと。

ただ、当時貿易ソフトはものすごく⾼価なもので、簡単には⼿が出せないものでした。またデフォルトのままでは使えなくて、⾷品輸出に適したものにカスタマイズしなくてはならない。もちろん私にシステム開発の経験や知識はないですし、多額の費⽤を払ってカスタマイズしたとしても、使えるシステムができる保証はどこにもない。創業間もない中⼩企業にそのリスクはとても取れないと思いました。

結局アクセス(Microsoft Access)で、簡便的なものを作成して対処したのですが、その時、安価でそのまま使える貿易ソフトがあったらと痛切に感じたのが開発に⾄った⼀つのきっかけです。

⼀つのきっかけということは、他にも何かきっかけがあったのでしょうか?

そうですね。過去を辿ると、いきなり貿易ソフトの開発をしようと思い⽴ったわけではなく、実際にはいろいろなきっかけがあって、貿易ソフトの開発にたどり着いたというか、開発は必然だったし、当社には必要なビジネスだったわけです。

先にお話しした輸出のエピソードもそうですし、そもそも⽇本に帰国してきて⾃分で事業を⽴ち上げたいと思い、⾊々な事業アイデアを模索していた時期、⼤きな枠組みとして、プラットフォームビジネスをやりたい、というかそれが⾃分には向いていると思っていました。

プラットフォームビジネスの対極にあるのがコンテンツビジネスと⾔えるかと思いますが、コンテンツビジネスは、当たればすごい爆発⼒がありますが、それを継続していくのは⾮常に難しい。⼀⽅でプラットフォームビジネスはコンテンツビジネス程短期間での⼤きな⾶躍は期待できないかもしれないけれど、良くも悪くも安定して収益を⽣み出せる。⾃分の性格として安定して地に⾜の付いたビジネスの⽅が向いていると思っていました。

ただ、その時は具体的に貿易ソフトの開発をしたいと考えたわけではありません。しかし、この考えが後にPort Gateの⼤きな特徴、そして他の貿易ソフトと⼤きく異なる、貿易ソフトの枠にとどまらない、多機能な貿易プラットホームの構想に結びついていくのです。

まだ開発段階、構想段階の機能がたくさんあり、詳細をお伝えすることが難しいのですが、適宜HPのお知らせ欄や、プレスリリースにて発表していく予定です。

ところで、貿易ソフトの開発が必然だったというのはどういうことでしょうか?

弊社の祖業は⾷品輸出⽤ラベルの印刷です。創業当時はお取引いただける企業様を増やすべく、訪問営業等を⾏っていたのですが、皆さんラベルの印刷には興味を持っていただけることが多く、快くお話を聞いていただけることが殆どでした。

ただ、直ぐにお取引を開始していただける企業様がおられる⼀⽅で、問題は多くの商品群を抱えておられる企業様でした。そのようなお客様は、ラベルの印刷には興味を持っていただけるのですが、発注⽅法をどうするかで話が頓挫してしまうことがたびたびあったのです。

⾷品輸出に携わられた⽅でしたら分かると思いますが、⾷品輸出ではかなりの種類の商品を1つのコンテナに積んでいきます。極端な話1本のコンテナに1,000SKU近くの商品が混載で積まれていたりするのです。つまりラベルの注⽂書を作成する場合、それだけの商品の注⽂を、ラベルの納品先ごとに仕分けられた注⽂書を作成しなければならない訳で。。

もっと⾔うと、仕⼊先は卸様だけれど、ラベルはメーカー様へ、または倉庫へと、納品先も⼀様ではないことが常なのです。

或いは、ラベルのご注⽂は商品の受注数量ではなく、⼀般的には受注数量に⼊り数を掛け合わせたラベル枚数でご発注いただかなくてはならないのですが、これが国によっては、外箱のケースマークだけで良かったり等々、これでは⼀般的な販売管理ソフトでは対応はできません。かといって、エクセルで毎回⾃⾝で膨⼤なSKUの注⽂書を正確に作成することも、簡単なことではありません。

ラベル発注⽤のシステム開発を検討したこともあるのですが、輸出書類などの作成で⾏っているマスター登録などをラベル発注⽤にも⾏わなくてはならないなど、⼆度⼿間になることを考えると、やはり貿易システムを弊社⾃⾝で開発してラベルデータや発注書の作成と連動させるのがベストであろうと考えるに⾄ったのです。

そして、どうせ開発をするのであれば、栄養分析が⾃動でできたり、各国語の翻訳ができたりと、少しでも⽇常の業務が楽になるようなシステムにしたい、⾊々便利な機能を付けていきたいといった思いが膨れ上がり、開発のスタートとなりました。

つまり、弊社の基幹事業である⾷品輸出⽤ラベルの印刷においても、貿易ソフトPort Gateの開発は発注のハードルを下げるという、弊社が越えなくてはならない壁を超えるために必要であり、かつ必須であったということなのです。

ありがとうございます。最後にPort Gate®の特徴と今後の展望について教えていただけますか?

Port Gateは⾷品輸出に特化した貿易ソフトとして開発をスタートしましたので、⾷品輸出に必要な機能がたくさん実装されています。

例えば、各国の法規に則った栄養分析の⾃動計算や、原材料の各国語への⾃動翻訳、先に述べた通り、仕⼊先ごとではなく、ラベルの納品先ごとへの注⽂書の⾃動仕分け/作成などなど、⽇常の業務を効率化する便利機能が盛りだくさんとなっております。

また、弊社では⾷品輸出において最も⼤変な業務の⼀つが、商品マスターの登録や修正であると認識しております。Port Gateはマスター登録が少しでも楽になるよう様々な⼯夫を凝らしております。またPort Gateでは各データがそれぞれ独⽴して存在するのではなく、それぞれのデータが⾼度にそして有機的に関連付けられておりますので、例えば原材料や内容量、栄養分析に修正が発⽣した際には、1か所のデータを修正すればすべてのデータが連携して修正されるようになっております。各バイヤーごとに登録されているデータを1つ1つ修正していく必要はありません。

マスターまわりの開発は、弊社が特に⼒を⼊れて⾏ってきた機能の1つであります。

また、開発の経緯でも触れました通り、安価に使⽤できる貿易ソフトが欲しかったとの思いから、料⾦はその機能に⽐して格安である39,800円/⽉(3ユーザーライセンス)で提供させて頂いております。よくある出張レクチャー費⽤やその他改修費⽤など、隠れたエクストラの費⽤なく、分かりやすい料⾦体系となっています。

いまようやく第⼀弾として貿易システム部分が完成したところです。まだまだ使い勝⼿の悪いところもあるかもしれませんが、これから貿易ソフトの枠に囚われない、「こんな機能があったらいいのにな」「システムでこんなことができたら⾯⽩い!」を形にしていく予定です。

今後を楽しみにしていてください。

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